新しく購入したカメラバッグの簡易レビューです。
今回購入したのは、トップにリンクを貼ったscenery(シーナリー)というブランドのカメラバッグになります。
購入方法はMakuakeというクラウドファンディングにより購入いたしました。
先日持ち出して使ってみたので、私なりに感じたことを書きたいと思います。
◯フロント部分
公式によると「柔らかいプロダクトのの質感を実現するために、フロント部分をなんでも入れられるトートバッグのような大きなポケットにしました。」とのこと。
確かに柔らかい雰囲気があり、カメラバッグによくあるゴツゴツ感が抑えられていると感じます。
シンプルなカメラバッグを探していたので、個人的には非常に気に入っています。
なお、外側の生地はしっかりとした防水生地が使われていますが、固すぎず柔らかすぎずといった感じです。
◯左及び右サイドアクセス部分
両サイドから内部へアクセスするスタイルとなっています。
開閉部には浸水を防ぐために止水ファスナーが使われており、動きは固すぎず適度に開閉しやすいといった感じでしょうか。
また、三脚やペットボトル等を収納できるポケット及び固定ベルトがあります。
片方には飲み物を、もう片方には三脚等といった使い分けが出来そうですね。
◯背面部
ハーネスは程よく厚みもあり、背負ってみても体に馴染みやすいように感じました。
また、背中にあたる部分にもクッション材がしっかりと入っているため、中に入れた荷物がゴツゴツと背中にあたるといったような感触は全くありませんでした。
メッシュ素材となっているため、通気性も確保されているように感じます。
◯フロントポケット部
フックで開閉するようになっています。
フックは長さの調整が可能であるため、荷物を入れる量に合わせて容量を少し増やすことができます。
納品時のままではフックを外すのに少し手間取ったため、私は少しだけ伸ばして緩くしておきました。
あと、内部には1ヶ所ファスナー付きのメッシュポケットがあります。
ちょっとした細々したものを入れるのにちょうどいい感じです。
◯PCポケット部
16インチのラップトップPCが収納可能のようです。
私はiPad Proや大きめの雑誌等を入れて活用するつもりです。
こちらも止水ファスナーが使われているため、浸水リスクは非常に低そうです。
◯アクセス部開口時
止水ファスナーが2つ取り付けられているため、上下それぞれの気室にアクセスしやすくなっています。
開閉したフタ部分?というのが正しいのか分かりませんが、カメラポーチに入っている機材が傷まないようクッション材がしっかり入っていました。
クッション性を確保したためか、この部分に内ポケットはないようです。
写真では分かりにくいのですが、ファスナー付きのメッシュポケットが1ヶ所あります。
ファスナーは両サイドに付いているため、どちらからでも出し入れしやすいです。
◯カメラポーチ
カメラポーチを取り外してみました。
水色部分がバックパック内部のマジックテープに接着することで固定されるようになっています。
撮影するのを忘れていましたが、中には長い間仕切りが1枚、短い間仕切りが1枚の計2枚が入っています。
持ち出した日は24-70mm f/4を装着したZ 6、Z 40mm f/2、Z 50mm f/1.8を入れましたが、余裕を持って収納することができました。
水色部分を捲り上げ、ポーチ単体としても使用することが可能となっています。
私は基本的にポーチ単体としては使わず、デフォルトの状態での運用を考えています。
以上が写真と合わせての感想になります。
(子供がお昼寝している時にささっと撮ったので色味や構図バラバラなのは目を瞑ってください…)
さて、ここからは個人的にちょっと…と感じた点を。
1.両サイドの止水ファスナー開閉時のタグの干渉
開閉しやすくするために付けられたタグ(上下2ヶ所)のうち、下部については開閉時に干渉することがありました。
これは私の荷物の入れ方がいけなかったかもしれませんが、タグが止水ファスナー部に向いてしまうことがあったようです。
次回持ち出す時には、カメラポーチや荷物の入れ方に注意したいと思います。
2.ウエスト及びチェストベルトがない
あくまでもこの製品は「カメラバッグらしくないカメラバッグ」を目指して開発されたようなので、デザインの段階でそれぞれのベルトは不要ということになったのだと思います。
私個人としてはそこまで気にしてないのですが、気になる方はある程度いらっしゃると思います。
そういった方のために、取り外し可能なベルトとかあれば良かったのかもと思いました。
3.フロントポケットの雨天時におけるリスク
フロントポケットは開口部をフックで止めているだけなので、雨天時にはフロントポケット内部にダイレクトで浸水してきます。
デザイン的に普段使いしやすいカメラバッグに仕上がっているものの、日常で使用するとなればそこは不安要素になると思います。
フックはデザインのこともあるためそのままヨシとしても、あわせて止水ファスナーを開口部に付け、浸水リスクを抑えられるなどの配慮がほしかったです。
もしくはレインカバー付属にするのもアリだったのかなと思います。
4.内部収納は厳密に2気室ではない
内部収納はカメラポーチによって仕切るようになっているため、仕切りなどで完全に分けられたような2気室ではありません。
カメラポーチがバックパック内部にマジックテープでしっかりと固定されているため、下部に荷物が落ちるということはなさそうですが、個人的にここは結構気になるところです。
カメラポーチで仕切るというだけでなく、さらに別に間仕切り1つあったほうが気持ち的によかったのかな…と思いました。
5.カメラポーチのアクセスが片側のみ
カメラバッグの内部には両サイドからアクセス可能となっていますが、カメラポーチは片側からしかアクセスできない作りとなっています。
そのため、カメラポーチ内部で間仕切りした機材を取る場合、その都度間仕切りを開閉する必要があります。
間仕切りにはタグが付いているため開閉しやすくはなっていますが、カメラバッグ内部に両サイドからアクセスできるというメリットを活かすため、カメラポーチも両サイドからアクセスできれば使いやすかったのになと思います。
6.特設Webサイトの更新頻度及びメール配信について
これはカメラバッグの良し悪しではないので独り言みたいになりますが、特設WebサイトOPEN及びメールマガジンの配信について少し不満がありました。
それぞれ8月末からスタートしたようですが、非常に気合を入れて開発されている感じであったため、開発経過を適宜配信してくれるものだと思っていました。
しかしそこからMakuakeによるプロジェクト開始(2021年11月11日)まで更新されたのは9月に1回と、プロジェクト開始日直前の1回、計2回のみでした。
クラウドファンディングという手法を使ってリリースされるため、あまり早い段階で詳細を載せるとデザインやアイデアの盗用リスクがあるのかもしれませんが、特設Webサイト及びメールマガジン配信のメリットを感じることができませんでした。
以上が私が実際使ってみたレビューとなります。
良い点も、ここはちょっと…と思う点もありますが、個人的には買って良かったなと感じています。
現在ではオフィシャルサイトでの申し込み受付もされているようですので、気になる方は検討されてみてはいかがでしょうか。